ITILの導入支援を成功させる秘訣
ITILとは IT Infrastructure Libraryの頭文字を取ったもので、コンピュータシステムの運用に関するガイドラインのことです。1989年にIT運用の成功事例をイギリスの政府が体系的にまとめ、書籍化したものが最初のITILでした。これまでに3度の改訂を経ており、最新版は2011年のものとなっています。世界中の企業で採用されている、言わばIT運用のバイブルです。ITILを導入することで、業務の効率化、コスト削減などの効果が期待出来ます。しかしITILは成功した事例をそのまま真似すればいいというものではありません。導入にあたっては各企業の特色や実際の業務と照らし合わせながらプロセスを組むことが必要になります。導入支援を利用してITILを上手に活用しましょう。
ITサービスマネジメントを利用してITILをスムーズに導入
ITILの導入には膨大なコストが掛かります。時間的にも年単位の長期的な取り組みとなりますので、運用をマネジメントしてくれる導入支援サービスを利用することをオススメします。ITサービスマネジメントの仕事は分析、システム構築・導入、運用の三つに大別されます。ITILを導入する場合、まずは企業のIT運用がどのように為されているか、実態の調査から始まります。大企業であればあるほど業務内容は細分化されていますので、横断的な分析が重要になります。こうした点でもマネジメントサービスの利用は有効です。調査後、結果を分析しながら実際の運用体制とITILの差異を明確化します。これに基づき、システムの設計を行います。ここまでが導入前の準備段階となります。
ITILの研修サービスや運用のサポートまでトータルで支えるITILの導入支援
システムの構築が完了したら次はいよいよ導入です。実際にITILを導入する際には、システム運用のための知識やノウハウが必要になります。こうした場合にも利用出来る支援サービスがあります。それがITILの研修サービスです。基礎を学ぶものから試験対策まで、レベル別に様々なコースが存在します。こうした研修サービスを上手く活用しながらスタッフ教育を行うと良いでしょう。そしてITILは導入したらそれでおしまいというものでもありません。導入後もプロセスの成熟度合を測定し、課題を明らかにしてシステム運用に反映させていかなくてはなりません。ITサービスマネジメントはこうしたサポートも含め、継続的にコンサルティングを行います。ITILの導入後、利益としてリターンがあるのは1年から2年後と言われます。実際にシステムが機能するまでトータルで支援を行ってくれる導入支援を利用することが成功に繋がるでしょう。